ウワサの神アンプ LEPY LP-2024A 購入顛末記(1)
何年か前からネットで話題の中華製品、LEPY社製のデジタルアンプを、中1の娘用に買ってみようと思い立ち、 amazon で検索。
超ハイCP で「神アンプ」として崇められた旧モデルの LP-2020 が LP-2020A+ へと進化し、今はさらに LP-2024A+ というのが最新モデルらしい。
ACアダプタ付きで3,500円という価格破壊ぶり。
この値段なら失敗しても惜しくはない。
躊躇なく注文。
で、2日後に到着。
早速開封してみると……
あれれ?
むむむ、違うぞ。
LP-2020A って書いてあるではないか。
注文したのは最新モデルの 2024A+ なのに、これは 2020A。
一世代前(?)の 2020A+ ですらない。二世代前か?
ちなみに、外箱と取説は、ちゃんと 2024A+ になってる(笑)。
さて、どうしたものか……。
まあ、とりあえずは動作確認してみるか。
娘が使っているデジタル・オーディオ・プレーヤー cowon c2 と、月刊Stereo の付録を組み立てたスキャンピークのフルレンジで音出し。
おおお……。
なるほど、これは確かに想像をはるかに超える鳴りっぷり。
キレのあるクリアな音像だ。
ネット上で見かける、「10万円クラスに匹敵」なんていう評価はさすがに大げさだろうし、ちょっとこれでメインのシステムを鳴らそうとは思わないけれども、盛り上がるのはよくわかる。
予想を大幅に超えてきた。
もっとオモチャかと思ってた。
ほんとに3500円なのか。
品質的にはもうこれで満足だ。
しかし。
注文したのと違うモノが届いているのだ。
この事実をどう受け止めるべきか……。
……と、ここで、ひとつの可能性に思い当たった。
これ、筐体に旧モデルの在庫か何かを使い回してるだけで、実は中身はちゃんと新モデルなんじゃないのか? と……
中華製品にそれくらいのことは日常茶飯事だ。
例えば、ネットで調べてみると、2020A の時代には電源の入切時にポップノイズがあったらしいが、うちに届いた2020A は全くノイズもない。
やっぱり中身は「ポップノイズ対策済み」の最新モデルなのでは??
よし。
開けてみよう。
注文するとき、説明には、IC が Tripath TA2020-020、オペアンプは NE5532 を乗っけてると書いてあった。
そのとおりなら許す。
いや、むしろ、中身は新型、筐体は旧型なんて、かえってかわいくていいかもしれない。
前面パネルのネジがあろうことかトルクスで、トルクスドライバー持ってなかったからわざわざ買いに行ったりして、手間と金がかかったけども、ワクワクしながら、さあオープン。
すると……
…………説明と全然ちがうんすけど……
IC は LEPYブランド(笑)
オペアンプは JRC4558D。
しかもなんかロゴが違う? バッタモン?
直付けタイプだから、交換もできない。
うーん、どうしよう。
品質的には十分満足なんだけども……
説明どおりのパーツだったら、もっといいのかもしんないしな……
よし、やっぱり返品しよう。
だって、違うモノが入ってたんだから……。
当然でしょう。
amazon で返品の手続き。
ちゃんとした新モデルの、説明どおりのパーツを積んだ 2024A+ に「交換」してもらうのがよかったんだけども、そういう選択肢はなく、いったん返品して返金してもらうしかないらしい。
やむを得ない。
返品してまた買い直すことにしよう。
amazon で返品、返金手続きは初めてだけれども、問題なくスムーズにいった。
さて、仕切り直し。
しかし、同じ注文をしても、同じことの繰り返しかもしれない。
このアンプ、amazon だけでもいろんな業者が出品している。
幾つかの候補の中からじっくり検討した結果、あえて一世代前の旧モデル、2020A+ を買ってみることにした。
というのも、カスタマーレビューなどをたくさん読んでみるに、どうも評判のチップ Tripath TA2020-020 は新モデルでは搭載していないケースが多いらしく、また、オペアンプが説明と違う、という書き込みも多い。
それなら、Tripath TA2020-020 が普通に使われていた旧モデルを狙いに行ってみてはどうかと考えた。
よし、注文。
さて、どうなることやら。
(つづく)
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