名古屋 CLUB UPSET でアカシックを観る
アカシック 春の対バンツアー「赤船来航」、5月17日 名古屋 CLUB UPSET。行って来ました。
対バンはベッド・イン。
深夜のテレビで何度か見かけたことがあっただけだったのでただのエロネタ芸人だと思ってたら、ベッド・インってちゃんとしたバンドだったんすね。知りませんでした。
あ、「地下セクシーアイドル」っていうのか。
しかもちゃんまいの方は普通にギターがっつり弾いてた。ソロとかも普通に上手で、客の煽り方はパンク・テイスト。パンクスあがりと見た。
客も、ジュリ扇持ってたりベッド・インのTシャツ着てたりするのがざっと見たところ半分近くいて、予想外にもこっち目当てがかなり多い。
最初に50分くらいやったんだけども、そういう状況だし、アカシックのメンバー使っての生着替えとか(笑)、例の反則技連発なので、盛り上がらないわけがない。
アカシック「CGギャル」のカバーも披露するサービス精神。
これはもしかするとアカシック食われちゃうんじゃないかとちょっと心配になる。
理姫も同じ不安があったようで、楽屋に届く差し入れがベッド・イン宛てばっかりってMCで愚痴ってました(笑)。
で、休憩はさんでいよいよアカシック。
初めて観るライヴでの理姫ちゃんは、思わずちゃん付けしてしまうチャーミングさ。
「どうせ私なんか」的なやさぐれ感、場末のお水感、自分のチャームを熟知していてそれを存分に利用する悪女感、などなどを発散しながらも、サブカル、アングラ系の知性も感じさせる。やっぱり「健康な戸川純」ってイメージが頭をよぎった。
所作のひとつひとつが実に魅力的で、パフォーマーとしても素晴らしい。
もうそれだけで十分(笑)。
男も女もおりこうさんな感じのバンドばっかりになってしまった昨今、「おめーらクソして寝ろやー」とか言える女ボーカルは貴重です(笑)。
「バンドマンとか別に好きじゃないしー。もっと力持ちの方がいいしー。お金持ってる方がいいしー」っていうのが今回のベストMC(笑)。
アンコール含めて1時間強くらいだったので、もっともっと観たかったけども、ちっちゃいハコで間近で観れて幸せ。
今回はほとんどずっと理姫ちゃんに釘付けになってしまいましたが(笑)、バンドもみんな楽しそうに演奏してていい雰囲気。技術的にも十分でした。
奥脇くんのギターも予想通りよかったんだけれども、全編テレキャスで通すのはちょっと気になるところか。
曲の少なくとも半分くらいはレスポール系の太い音の方が絶対いいと思うんだけど。
よほど気に入ってんのかな、あのテレキャス。
セトリもよかったし、ツアーずっと追っかけたいくらい(笑)。
早くも次の夏のツアーが発表されたけれども、遠方ばっかりで無理だー……