ストリップ/アダム・アント Strip / Adam Ant
前回のつづき。
アダム&ジ・アンツは一気に大ブレイクして、結局あのジャングルビートのパターンから抜け出せないままに短期間で解散してしまったので、一発屋的なイメージが強いけれども、実はその後のアダム・アントのソロにも佳曲が多い。
ソロ1作目の『Friend or Foe』はほぼアダム&ジ・アンツの路線を踏襲しながらよりポップに寄せた作りで、「Goody Two Shoes」は比較的よく知られた小ヒット曲。
でも、個人的にはその次の『Strip』が好きで、当時よく聴いた。
ここに来てようやくワンパターンから脱却してみたら、出て来たのは意外にもイギリス人らしい品のいいポップソングだった。
デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズや後期のマッドネスなんかを連想させる。
全然売れなかったし、今も廃盤のようだけれども、主要な曲はベスト盤で聴けます。