うるう日記

日々の音楽、ときどきオーディオ、楽器。 4年で1000枚のアーカイヴを目指します……

今日の1枚

Aftermath / The Rolling Stones アフターマス/ローリング・ストーンズ

最初期のエネルギー感にブライアン・ジョーンズ臭が加わってきたこの時期もやっぱ捨てがたい。 少し前に進研ゼミだったか何かのCMで「She's a Rainbow」が流れてきたときは、思わずグッと来て『サタニック・マジェスティーズ』を聴き直してしまった。 これは…

Out of our heads / The Rolling Stones アウト・オブ・アワ・ヘッズ/ローリング・ストーンズ

ビートルズ初期のジョン・レノンの、目映いほどの溌剌とした生命力に勝るものは、このジャンルにはないと思うのだけれども、初期ストーンズのこのイケイケな不良のエネルギー満ち溢れる感じもやっぱそれに匹敵するな、と。 結局、ビートルズもストーンズもフ…

Let It Bleed / The Rolling Stones レット・イット・ブリード/ローリング・ストーンズ

ストーンズ、11年ぶりの新譜だそうで、特にストーンズフリークというわけではないけれども、なんかすごくいいニュース。 しかも、どブルースのカバー集っていうのがまた、なるほどさすがっちゅうか。 そりゃもう今さら新曲作ってどーのこーのっていうアレじ…

Feminina & gue a Luz / Joyce フェミニーナ & 水と光/ジョイス

8月にイヴァン・リンスと一緒の来日公演があったそうで。 「フェミニーナ」が80年、「水と光」が81年作の2in1。 録音もすごくよくて、なんちゅうか、押し出しが強くてちょっと独特な、芯の太いとっても気持ちいい音。 文句なしの名盤。 //

BRAZIL CLASSICS 1: BELEZA TROPICAL ベレーザ・トロピカル

時節柄、ブラジル音楽を、と思ってるうちにオリンピック終わってしまった。 ブラジル音楽を聞くきっかけになったのは、デビッド・バーン編集によるこの27年前のこのコンピレーション。 カエターノ・ヴェローゾも、ジョルジ・ベンも、ジルベルト・ジルも、み…

Waterloo / ABBA 恋のウォータールー/アバ

オリジナル・アルバムにも手を出してみる。 ABBA は分厚いコーラスワークがもちろんいいんだけれども、なんちゅうか、結局はこの過剰なエネルギー感みたいなところなのかな、と。 ポップ後進国の野暮ったさや、それ故の気負いや、力入りすぎてるところがある…

Live at Wembley Arena / ABBA ライヴ・アット・ウェンブリー/アバ

2年ほど前に出てたらしい、ABBA 1979年のライヴ音源。 これ、すげえ。 レンタルで済ませちゃったからバンドメンバーがわからないんだけれども、CDにはクレジットあるんだろうか。 バンドも完璧だし、歌もめちゃくちゃ上手い。 Amazonの説明には、オーバーダ…

ゴールデン☆アイドル/キャンディーズ

全シングルのAB面を収録して原寸大のジャケ写ブックレットが付くこのゴールデン☆アイドルのシリーズはどれも丁寧な仕事ぶりで完璧。 Blu-specCD2 の音も太くて好印象。 キャンディーズは全キャリアを通じて聴きどころが多いけれども、やっぱり初期がよくて、…

Myこれ!クション 田原俊彦ベスト

トシちゃんのまとまったベスト盤は、「田原俊彦A面コレクション」という2枚組がいちばん網羅的なんだけれども、これは80年代の発売で、あまりに音がショボい。 今普通に手に入るものはこの「Myこれ!クション 田原俊彦ベスト」くらいしかなさそう。 70~80…

How Dare You! / 10cc びっくり電話/10cc

10cc は初期も好きだし、ゴドレイ&クレームが抜けてからも好きだけども、1枚選べと言われたらやっぱりこれ。 あらゆるジャンルがリバイバルし尽くされたと思うけれども、ここまでシアトリカルなロックはこの時代特有のもので、後にも先にも似たものがない…

P-Funk Earth Tour / Parliament ライヴ! P-ファンク・アース・ツアー/パーラメント

やっぱこっちもすごいよな……。 1曲目、キックの4つ打ちとバーニーのリフでそろっと始まって、フレッド・ウェズリーのソロで軽くあっためた後、メイシオがクールに引き継いで、バーニーがまたフリーキーにかきまぜてじらす。そんでもって、さあ来るぞ来るぞ…

Live at the Beverly Theater / P. Funk All stars ライヴ・イン・ハリウッド 1983 /Pファンク・オールスターズ

バーニー・ウォーレルのお弔いにと久しぶりにPファンクを聴いていたら止まらなくなった。 なんだかんだ言って、Pのファンならやっぱ最終的には、この「Live at the Beverly Theater」か、「P. Funk Earth Tour」のどっちかに落ち着くのではないか。 ライヴ・…

Funk of Ages / Bernie Worrell ファンク・オブ・エイジズ/バーニー・ウォーレル

バーニー・ウォーレルの訃報。 クラシックの素養があってなおかつ変態サウンドでコテコテのファンカティア、っていうのは後にも先にもちょっと他に例がないですな。 ものすごく久しぶりにこのソロを引っ張りだしてみた。 ブーツィーやメイシオ、デニス・チェ…

Houses of the Holy / Led Zeppelin 聖なる館/レッド・ツェッペリン

中1の頃に洋楽を聴き始めて、最初はワケのわからないままにプログレやニューウェイヴから入ってしまったもんだから、ビートルズもストーンズも知らないうちから先にイエスやキング・クリムゾンが好きになってしまった。 それで、ツェッペリンを聴いてみよう…

La Chambre Claire / Quentin Sirjacq クエンティン・サージャック

ジャンル分けが難しい。基本はソロピアノなんだけど、オーバーダビングされていたり、エフェクト処理がされていたり。だから音響派とかエレクトロニカとかいったワードも浮かぶ。独特の音像なので、曲によってはもしかすると右手パートと左手パートを別録り…

Worrisome Heart / Melody Gardot ウォリサム・ハート/メロディ・ガルドー

メロディ・ガルドーはとにかく英語の発音が気持ちいい。 特に、p とか t とか k とかの破裂音や、th の音。 おそらくは制作サイドもそれを意識して強調したようなエンジニアリングで、録音が巧み。 本来こういう低めのハスキーボイスの女声ボーカルはあんま…

Mid Air / Paul Buchanan

ブルー・ナイルのボーカリスト、ポール・ブキャナンの初ソロ。 年をとるにつれて体力が落ちているのか、ファンクやハードロックを聴く頻度がどんどん落ちてきて、うっかりするとこういうのばっかり聴いてしまう。 そんで、聴きながら寝てしまう。 //

Harvest Moon / Neil Young ハーヴェスト・ムーン/ニール・ヤング

いまだに年に一度は聴いてしまう名盤。 ニール・ヤングは、もう半世紀もずっと同じようなことやってるのにちっとも上手くならない。 おそらくそこにすごさの秘密があるような気がする。 //

(not)NUCLEAR LOVE(or affection)/印象派

印象派中毒いまだおさまらず。 なんでこんなに聴いてしまうのか、だんだん自己分析できてきた。 結局、 ・miu か mica かどっちかわからないけど歌の上手い方の歌が相当好き ・下品になるギリギリ手前、て言うか、既にちょっと下品になってしまっているくら…

純情ランドセル/赤い公園

先週末は名古屋大須 Electric Lady Land でのライヴに参戦。 とにかく津野米咲が素晴らしすぎる。 ほとんど前に出ず、控えめな佇まいで終始余裕の笑みでサラリと弾いてるのに、出てくる音はキレッキレ。 天才のオーラを目の当たりにした気分。 ボーカルちあ…

Naked Songs / Al Kooper 赤心の歌/アル・クーパー

このところ何故かまたにわかに毎晩のごとくアル・クーパー。 こういうガッツリとしたブルースのフィーリングが土台にあるブルーアイド・ソウルっていうのは、もう現代人にはできないんじゃないか。 という意味で、2010年代の耳で聴いてもすごく新鮮。 //

ONE ONE / Matthew Herbert

ジャンル分けが難しい。 基本的にはハウスとかテクノとかいったクラブ・ミュージックの人? でも、エレクトロニカとかミニマリズムの文脈もあるし。 あるいはポスト・ロック、音響派、か。 三部作の他2作「ONE CLUB」「ONE PIG」なんかは、ミュージック・コ…

沈黙の恋人/阿部芙蓉美

このアルバムがあまりにもよかったもんだからその後全作品を聴いたけれども、やっぱりこれがいちばんいい。 傑作だと思うんだけど、なんでもっと評価されなかったのか。 ここんところどんどん活動が地味になってきてるみたいで心配。 がんばってほしい。 ま…

Make It Big / Wham! メイク・イット・ビッグ/ワム!

内山高志の王座陥落があまりにショックでいまだにモヤモヤする。 ラスベガスでウォータースとやれてたら……とか考え始めると悔しすぎる。 そのモヤモヤを、今日は井上尚弥が派手なKO防衛で少しは解消させてくれるかと思ったら、まさかの判定勝負に。 どうも途…

LIFE /小沢健二

人として破綻がなさすぎて、優秀すぎて苦手、っていうことで言ったら、星野源どころではないかも。 このアルバムが(たとえ一大パクリ絵巻であったとしても)90年代日本の金字塔の一つであることを認めるに全くやぶさかでないし、苦手苦手と言いながらいまだ…

YELLOW DANCER /星野源

星野源が苦手だ。 このアルバムはすごくよく出来ていて、今まででもいちばんよい出来だと思うし、ソウル風に寄せてきた方向性も自分の趣味にとても合う。 はずなのに、やっぱり苦手感が拭いきれなかった。 曲も詞もアレンジも趣味が良くて、サウンドも耳に心…

passagem / naomi & goro

これはかなりの名盤だと思うんだけれども、世間の評価はどうなんでしょう。 あんまり話題にされるのを見かけたことがないけど、自分が世情に疎いだけか。 ピアノ弾いてるのが坂本龍一だっていうのも知らずに聴いてました。 //

METAL RESISTANCE / BABY METAL

ピーター・バラカンが BABY METAL のことを「まがい物」と言ったことでえらいことバッシングを受けてる。 その後もネット上では、BABY METAL は「まがい物」か否かみたいなことでいろんな人がいろんなことを言っているけれども、そういう問題ではないんじゃ…

COSMIC EXPLORER / Perfume

すげえ。 予想を超えてきた。 既発のシングルも断然カッコよくなってる。 なんだこの感動的な感じは。 これは傑作! //

Sign O the Times / Prince サイン・オブ・ザ・タイムズ/プリンス

前作「Parade」まではアナログ盤で持ってて、このアルバムからはCDで持っている。 そういう時代の変わり目でもあった。 まさに sign of the times か。 CDになって、好きな曲だけ選んで聴くということが簡単にできるようになって、面白がってあれこれ飛ばし…