うるう日記

日々の音楽、ときどきオーディオ、楽器。 4年で1000枚のアーカイヴを目指します……

コンサバティブ/アカシック

久しぶりの更新ですが。

ここしばらくアカシックにハマり中。

 

まず曲がいい。

基本はロックの人たちだと思うけれども、歌謡曲風やオルタナ風、シティ・ポップ風もありで、引き出しが多い。

アレンジのセンスも文句なし。メロも超キャッチー。

大半の曲を作っている奥脇達也はギタリストとしても相当優秀と見た。

ソロのフレーズとか、20代とは思えないような完成度。

ぜひライヴで観たい。

 

そして、なんつってもボーカル理姫にやられました。

突き抜けたバカ女キャラとビッチ感をまき散らしながらも、随所にそこはかとない知性が滲み出てる気がするようなしないようなところ(笑)。

意図的なのか地なのか、ヤケクソみたいな、3次会くらいのカラオケみたいな、バカっぽい発声も素敵(笑)。ほんとは上手いのかヘタなのか。

椎名林檎もどきの優秀な若い女子はたくさんいるけれども、これは新ジャンル。

何歌っても重くならないのが素晴らしい。

メンヘラ女子は決して嫌いではないけど、あいみょんとか吉澤嘉代子とか、おっさんには共感できんからな(笑)。

 

詞も最高。

ほとんどは何言ってんのかわからないんだけども、それがよくて、なおかつ随所に名フレーズが出現します。

 

♫ 終電で帰る 嫌われる前に

 

とか、

 

♫ ああ 相談されても困る

 

とか、すっごい好き(笑)。

 

ひととおり全作聴きましたが、まずはインディーズ1作目(?)の「コンサバディブ」から。

 

発表順に聴いていくと徐々になんとか売ってやろうとしてるのが露骨で(笑)、そういう色気が見え見えなところもまた理姫のキャラに合ってていいんだけれども、個人的には音楽的にいちばんトンガッてるこのアルバムに愛着を感じます。