ニュー・ブーツ・アンド・パンティーズ/イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズ New Boots and Panties!! / Ian Dury & the Blockheads
WOWOW でイアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズの78年ドイツでのライヴっていうのを放送したのを、1回目見逃して、再放送はぬかりなく録画予約したつもりがHDDの残量が足りなくていいところで切れていた。
悔しまぎれにCDを聴く。
おそらくはソングライターだったチャズ・ジャンケルのセンスで、曲やアレンジはどす黒く、これをモノホンの黒人ファンクバンドが演奏してたらもう真っ黒だったんだろうけれども、ブロックヘッズはドラマー以外全員白人の白黒混淆バンドであって、しかも時代は70年代終わりのパンク~ニューウェイヴ期。
演奏は黒っぽい横ノリとささくれ立ったパンキッシュなタテ感がごちゃまぜで、なんとも独特にイビツなグルーヴ。
上手いようで微妙に上手くない。下手なようで微妙に下手でもない。
それにまたイアン・デューリーの放送禁止すれすれの詞が乗っかって、と言うか、もう存在自体が放送禁止のような人なもんだから、世にも不可思議な音楽が奇跡的に出来上がった。
ほんとは2枚目の『Do It Yourself』がいちばん好き。
この2枚は学生時代にほぼ全曲ベースをコピーしました。