うるう日記

日々の音楽、ときどきオーディオ、楽器。 4年で1000枚のアーカイヴを目指します……

Little Miss Jazz And Jive / akiko

akiko を初めて聴くのだけれども、アルバムの点数が多すぎてどれを聴いていいんだかわからなくて、とりあえず小西康陽プロデュースのこれを選んでみた。 非常に良い出来で実に楽しいけれども、やはりモロに小西テイストのキッチュな感じの仕上がり。 次はも…

Complete Best / Perfume

Perfume、 Cosmic Explorer ツアーの追加公演、Dome Edition @ナゴヤドームに参戦。 基本的な作りは5月に観たときとだいたい同じ。 だけれども、今日は特に後半がかなり古い曲多めのセットリストで、なかなか感慨深かった。 アメリカ公演はいろんなトラブル…

Pineapple / 松田聖子

テレビ見てたら松田聖子の昔の名場面集みたいなのやってて、あらためてとんでもない歌の巧さに仰天。 昔のことなので、どう見てもめちゃくちゃなモニター環境だったり、オケが走りまくってたりもするんだけども、顔色一つ変えずにまったく正確に歌いこなす。…

Youthquake / Dead of Alive ユースクエイク/デッド・オア・アライブ

ピート・バーンズの訃報。 デッド・オア・アライブ、持ってたかなあと思って探したら、持ってた。 グラム・ロックの後産みたいな、この手の英国産キワモノ系一発屋は基本的にみんな好き。 ドクター&ザ・メディックスとか、ジグ・ジグ・スパトニックとか、カ…

3776を聴かない理由があるとすれば/3776

なるほど、これはものすごいな。 フランク・ザッパ、ポップ・グループ、PIL、チャクラ……といったあたりを連想したけれども、Amazonのレビューなんか見ると、XTCとかピチカートとか戸川純とかをあげている人も。 いずれにせよ、80年代ニューウェイヴ、それも…

Time Out of Mind / Bob Dylan タイム・アウト・オブ・マインド/ボブ・ディラン

ノーベル賞記念に何かと思ったけれども、ボブ・ディランはほぼ全く通過してなくて、何も思い入れがない。 唯一これは出たときにやたら評判がよくて、試しに聴いてみたら、なるほどよいなと思ったアルバム。 聴くのはその時以来かとおもうけれども、改めて聴…

Aftermath / The Rolling Stones アフターマス/ローリング・ストーンズ

最初期のエネルギー感にブライアン・ジョーンズ臭が加わってきたこの時期もやっぱ捨てがたい。 少し前に進研ゼミだったか何かのCMで「She's a Rainbow」が流れてきたときは、思わずグッと来て『サタニック・マジェスティーズ』を聴き直してしまった。 これは…

Out of our heads / The Rolling Stones アウト・オブ・アワ・ヘッズ/ローリング・ストーンズ

ビートルズ初期のジョン・レノンの、目映いほどの溌剌とした生命力に勝るものは、このジャンルにはないと思うのだけれども、初期ストーンズのこのイケイケな不良のエネルギー満ち溢れる感じもやっぱそれに匹敵するな、と。 結局、ビートルズもストーンズもフ…

Let It Bleed / The Rolling Stones レット・イット・ブリード/ローリング・ストーンズ

ストーンズ、11年ぶりの新譜だそうで、特にストーンズフリークというわけではないけれども、なんかすごくいいニュース。 しかも、どブルースのカバー集っていうのがまた、なるほどさすがっちゅうか。 そりゃもう今さら新曲作ってどーのこーのっていうアレじ…

Feminina & gue a Luz / Joyce フェミニーナ & 水と光/ジョイス

8月にイヴァン・リンスと一緒の来日公演があったそうで。 「フェミニーナ」が80年、「水と光」が81年作の2in1。 録音もすごくよくて、なんちゅうか、押し出しが強くてちょっと独特な、芯の太いとっても気持ちいい音。 文句なしの名盤。 //

BRAZIL CLASSICS 1: BELEZA TROPICAL ベレーザ・トロピカル

時節柄、ブラジル音楽を、と思ってるうちにオリンピック終わってしまった。 ブラジル音楽を聞くきっかけになったのは、デビッド・バーン編集によるこの27年前のこのコンピレーション。 カエターノ・ヴェローゾも、ジョルジ・ベンも、ジルベルト・ジルも、み…

Waterloo / ABBA 恋のウォータールー/アバ

オリジナル・アルバムにも手を出してみる。 ABBA は分厚いコーラスワークがもちろんいいんだけれども、なんちゅうか、結局はこの過剰なエネルギー感みたいなところなのかな、と。 ポップ後進国の野暮ったさや、それ故の気負いや、力入りすぎてるところがある…

Live at Wembley Arena / ABBA ライヴ・アット・ウェンブリー/アバ

2年ほど前に出てたらしい、ABBA 1979年のライヴ音源。 これ、すげえ。 レンタルで済ませちゃったからバンドメンバーがわからないんだけれども、CDにはクレジットあるんだろうか。 バンドも完璧だし、歌もめちゃくちゃ上手い。 Amazonの説明には、オーバーダ…

ゴールデン☆アイドル/キャンディーズ

全シングルのAB面を収録して原寸大のジャケ写ブックレットが付くこのゴールデン☆アイドルのシリーズはどれも丁寧な仕事ぶりで完璧。 Blu-specCD2 の音も太くて好印象。 キャンディーズは全キャリアを通じて聴きどころが多いけれども、やっぱり初期がよくて、…

Myこれ!クション 田原俊彦ベスト

トシちゃんのまとまったベスト盤は、「田原俊彦A面コレクション」という2枚組がいちばん網羅的なんだけれども、これは80年代の発売で、あまりに音がショボい。 今普通に手に入るものはこの「Myこれ!クション 田原俊彦ベスト」くらいしかなさそう。 70~80…

How Dare You! / 10cc びっくり電話/10cc

10cc は初期も好きだし、ゴドレイ&クレームが抜けてからも好きだけども、1枚選べと言われたらやっぱりこれ。 あらゆるジャンルがリバイバルし尽くされたと思うけれども、ここまでシアトリカルなロックはこの時代特有のもので、後にも先にも似たものがない…

P-Funk Earth Tour / Parliament ライヴ! P-ファンク・アース・ツアー/パーラメント

やっぱこっちもすごいよな……。 1曲目、キックの4つ打ちとバーニーのリフでそろっと始まって、フレッド・ウェズリーのソロで軽くあっためた後、メイシオがクールに引き継いで、バーニーがまたフリーキーにかきまぜてじらす。そんでもって、さあ来るぞ来るぞ…

Live at the Beverly Theater / P. Funk All stars ライヴ・イン・ハリウッド 1983 /Pファンク・オールスターズ

バーニー・ウォーレルのお弔いにと久しぶりにPファンクを聴いていたら止まらなくなった。 なんだかんだ言って、Pのファンならやっぱ最終的には、この「Live at the Beverly Theater」か、「P. Funk Earth Tour」のどっちかに落ち着くのではないか。 ライヴ・…

Funk of Ages / Bernie Worrell ファンク・オブ・エイジズ/バーニー・ウォーレル

バーニー・ウォーレルの訃報。 クラシックの素養があってなおかつ変態サウンドでコテコテのファンカティア、っていうのは後にも先にもちょっと他に例がないですな。 ものすごく久しぶりにこのソロを引っ張りだしてみた。 ブーツィーやメイシオ、デニス・チェ…

Houses of the Holy / Led Zeppelin 聖なる館/レッド・ツェッペリン

中1の頃に洋楽を聴き始めて、最初はワケのわからないままにプログレやニューウェイヴから入ってしまったもんだから、ビートルズもストーンズも知らないうちから先にイエスやキング・クリムゾンが好きになってしまった。 それで、ツェッペリンを聴いてみよう…

La Chambre Claire / Quentin Sirjacq クエンティン・サージャック

ジャンル分けが難しい。基本はソロピアノなんだけど、オーバーダビングされていたり、エフェクト処理がされていたり。だから音響派とかエレクトロニカとかいったワードも浮かぶ。独特の音像なので、曲によってはもしかすると右手パートと左手パートを別録り…

Worrisome Heart / Melody Gardot ウォリサム・ハート/メロディ・ガルドー

メロディ・ガルドーはとにかく英語の発音が気持ちいい。 特に、p とか t とか k とかの破裂音や、th の音。 おそらくは制作サイドもそれを意識して強調したようなエンジニアリングで、録音が巧み。 本来こういう低めのハスキーボイスの女声ボーカルはあんま…

Mid Air / Paul Buchanan

ブルー・ナイルのボーカリスト、ポール・ブキャナンの初ソロ。 年をとるにつれて体力が落ちているのか、ファンクやハードロックを聴く頻度がどんどん落ちてきて、うっかりするとこういうのばっかり聴いてしまう。 そんで、聴きながら寝てしまう。 //

Harvest Moon / Neil Young ハーヴェスト・ムーン/ニール・ヤング

いまだに年に一度は聴いてしまう名盤。 ニール・ヤングは、もう半世紀もずっと同じようなことやってるのにちっとも上手くならない。 おそらくそこにすごさの秘密があるような気がする。 //

Perfume @ サンドーム福井 を観る

先週末は Perfume のCOSMIC EXPLORER ツアーのため、車でおよそ3時間かけて娘と2人で福井へ。 まずは福井駅前のビジネスホテルにチェックイン。 駅周辺で越前おろしそばの後、JRで会場最寄りの鯖江駅へ移動。 ライヴの内容については、ネタバレ絶対禁止の…

(not)NUCLEAR LOVE(or affection)/印象派

印象派中毒いまだおさまらず。 なんでこんなに聴いてしまうのか、だんだん自己分析できてきた。 結局、 ・miu か mica かどっちかわからないけど歌の上手い方の歌が相当好き ・下品になるギリギリ手前、て言うか、既にちょっと下品になってしまっているくら…

純情ランドセル/赤い公園

先週末は名古屋大須 Electric Lady Land でのライヴに参戦。 とにかく津野米咲が素晴らしすぎる。 ほとんど前に出ず、控えめな佇まいで終始余裕の笑みでサラリと弾いてるのに、出てくる音はキレッキレ。 天才のオーラを目の当たりにした気分。 ボーカルちあ…

Naked Songs / Al Kooper 赤心の歌/アル・クーパー

このところ何故かまたにわかに毎晩のごとくアル・クーパー。 こういうガッツリとしたブルースのフィーリングが土台にあるブルーアイド・ソウルっていうのは、もう現代人にはできないんじゃないか。 という意味で、2010年代の耳で聴いてもすごく新鮮。 //

ONE ONE / Matthew Herbert

ジャンル分けが難しい。 基本的にはハウスとかテクノとかいったクラブ・ミュージックの人? でも、エレクトロニカとかミニマリズムの文脈もあるし。 あるいはポスト・ロック、音響派、か。 三部作の他2作「ONE CLUB」「ONE PIG」なんかは、ミュージック・コ…

沈黙の恋人/阿部芙蓉美

このアルバムがあまりにもよかったもんだからその後全作品を聴いたけれども、やっぱりこれがいちばんいい。 傑作だと思うんだけど、なんでもっと評価されなかったのか。 ここんところどんどん活動が地味になってきてるみたいで心配。 がんばってほしい。 ま…