ジャズ
今宵もマデリン・ペルー。 やっぱこれはあれかな、なんちゅうか、ノスタルジックな古いスタイルのジャズを、特に何の意外性もないアレンジですごく普通にやってるだけと言えばそれまでなんだけれども、それをいい声といい演奏と良い録音でとっても丁寧に作っ…
年が明けてから仕事が忙しくて、なかなかじっくり音楽聴く余裕がないのだけれども、疲れているときはエネルギー量の多い音楽は特に厳しいので、こういうのばっかり聴いてしまいます。 ほとんど(全曲?)がカバー曲なんだけれども、ほぼ原型をとどめてなくて…
デビューの頃に戻ったような、ぱっと聴いたところ原点回帰のような雰囲気だけれども、確実に深みが増してます。 ウェイン・ショーターはじめ一流ジャズメンを起用しながらも、そっちに振れすぎない、この絶妙なバランスのプロダクションが見事なんでしょう。…
ポールのジャズ・スタンダード集。 これは企画だけで大成功。めちゃくちゃなごみます。 録音もとてもよくて、高級オーディオで聴いてみたくなる。 ラスト曲「Only Our Hearts」のスティービー・ワンダーのハープでまた落涙。 //
シリル・エイミってなってたり、シリル・エイメーってなってたりするけど、どっちが正解なんでしょう。 アルバム全編素晴らしいんだけれども、特にタイトル曲、「Just the Two of US」のカバーは抜群。 特に凝ったことやってるわけでもないのに。 ポルトガル…
akiko を初めて聴くのだけれども、アルバムの点数が多すぎてどれを聴いていいんだかわからなくて、とりあえず小西康陽プロデュースのこれを選んでみた。 非常に良い出来で実に楽しいけれども、やはりモロに小西テイストのキッチュな感じの仕上がり。 次はも…
バーニー・ウォーレルの訃報。 クラシックの素養があってなおかつ変態サウンドでコテコテのファンカティア、っていうのは後にも先にもちょっと他に例がないですな。 ものすごく久しぶりにこのソロを引っ張りだしてみた。 ブーツィーやメイシオ、デニス・チェ…
ジャンル分けが難しい。基本はソロピアノなんだけど、オーバーダビングされていたり、エフェクト処理がされていたり。だから音響派とかエレクトロニカとかいったワードも浮かぶ。独特の音像なので、曲によってはもしかすると右手パートと左手パートを別録り…
メロディ・ガルドーはとにかく英語の発音が気持ちいい。 特に、p とか t とか k とかの破裂音や、th の音。 おそらくは制作サイドもそれを意識して強調したようなエンジニアリングで、録音が巧み。 本来こういう低めのハスキーボイスの女声ボーカルはあんま…
コテコテのジャズ好きには大して聴くべきところはないかもしれんが、日本盤ボートラがアル・グリーン風のソウル・ポップでモロにツボ。 録音もいいです。 //
今とにかくロバート・グラスパー周辺は目を離せないけれども、特にこれは文句なしの傑作。 [CD] グレッチェン・パーラト(vo、perc)/ロスト・アンド・ファウンド価格:2146円(税込、送料別) //
チェット・ベイカーの代表作と言えば、若くて男前だった50年代のものばかりがあげられるのが普通であって、シワシワのジャンキーになってしまった70~80年代の作品がこんなにもすごいなんていうことは全然知らなかった。 若い頃と比べても遜色ない、どころか…
今ならジャズもメソッドが完全に確立していて、ネットでも本でも教室でも、ちょっと楽器のできる人がその気になれば、効率的に理論や演奏法を勉強することができる。 誰にでもできる、とまでは言わないけれども、それほど図抜けた才能がなくても、やる気を出…
まさに精神安定剤的1枚。 癒やしの音楽というのは穏やかな人間が作るものではなく、本当に人を癒やす音楽は一度地獄を見た者にしか作れない。 これはキース・ジャレットが長い闘病生活からの回復途上に自宅で録音したソロ作品で、何よりも当人が最も癒やし…