うるう日記

日々の音楽、ときどきオーディオ、楽器。 4年で1000枚のアーカイヴを目指します……

オールタイムベスト~CUARENTA~/南佳孝

南佳孝をちゃんと聴いたことがなくて、なんとなく聴いてみたらこれがめちゃくちゃよくて、ヘビロテ中。 特に70年代、特に最初期が素晴らしいです。 SHOWBOAT からデビューした、っていうことは知識としては知ってたんだけど。 だから1枚目の「摩天楼のヒ…

西城秀樹ゴールデン・ヒット・デラックス16/西城秀樹

秀樹にリアルタイムで夢中になったのは、記憶の確かな限りでは、「薔薇の鎖」がヒットしている頃だったので、1974年。小学校1年生の頃、ということになる。 その前年に「情熱の嵐」があって、それもテレビで見て聞いていたのだろうと思うけれども、そこはは…

"Perfume とあなた" ホールトゥワー @名古屋国際会議場センチュリーホール を観る

ファンクラブ限定のツアーで会員のみしか入れてもらえなくて、会員1名でチケット1枚しか取れないので、1人で参戦。 take me take me、Hurly Burly で始まって、アンコールは puppy love と Wonder 2 で終わるという、さすがのマニアックなセットリスト。 …

名古屋 CLUB UPSET でアカシックを観る

アカシック 春の対バンツアー「赤船来航」、5月17日 名古屋 CLUB UPSET。行って来ました。 対バンはベッド・イン。 深夜のテレビで何度か見かけたことがあっただけだったのでただのエロネタ芸人だと思ってたら、ベッド・インってちゃんとしたバンドだったん…

エロティシズム/アカシック

2枚めのフルアルバム。 素晴らしい。 個人的には5年に1枚レベルの傑作。 特に1曲目から5曲目までの流れは、理姫のやさぐれ感と毒気と知性の本領発揮という感じで、まさにこれを待ってましたっていう出来。 初期の良さがグレードアップして復活。 後半は…

凜々フルーツ/アカシック

メジャーに移籍。初のフルアルバム。 インディー時代に比べるとずいぶんポップになった、丸くなった、毒気が薄まった、と思ってしまうのは、ジャケの印象だけではありますまい。 売れてやろうっていう色気が強く感じられるのは頼もしいけれども、これまでの…

DANGEROUS くノ一/アカシック

メジャー1作目。 基本的にはインディーズの2作の延長線上だけれども、ややポップさが目立って、理姫の毒が薄まってる印象でしょうか。 「香港ママ」とか「ベイビーミソカツ」とか、奥脇の多才さ、器用さも印象的。 ジャケは個人的にはちょっといただけませ…

プリチー/アカシック

インディーズ2作目。 基本的に前作「コンサバティブ」の延長線上。 ビッチ感強いジャケは歴代最高傑作じゃないかと(笑)。 夏の気だるさがとってもよく出ている「スーパーサマーライン」は名曲だと思います。 こういう曲ってなかなかない。 ♫ 夏の彼氏超好き…

コンサバティブ/アカシック

久しぶりの更新ですが。 ここしばらくアカシックにハマり中。 まず曲がいい。 基本はロックの人たちだと思うけれども、歌謡曲風やオルタナ風、シティ・ポップ風もありで、引き出しが多い。 アレンジのセンスも文句なし。メロも超キャッチー。 大半の曲を作っ…

Careless Love / Madeleine Peyroux ケアレス・ラヴ/マデリン・ペルー

今宵もマデリン・ペルー。 やっぱこれはあれかな、なんちゅうか、ノスタルジックな古いスタイルのジャズを、特に何の意外性もないアレンジですごく普通にやってるだけと言えばそれまでなんだけれども、それをいい声といい演奏と良い録音でとっても丁寧に作っ…

Half the Perfect World / Madeleine Peyroux ハーフ・ザ・パーフェクト・ワールド/マデリン・ペルー

年が明けてから仕事が忙しくて、なかなかじっくり音楽聴く余裕がないのだけれども、疲れているときはエネルギー量の多い音楽は特に厳しいので、こういうのばっかり聴いてしまいます。 ほとんど(全曲?)がカバー曲なんだけれども、ほぼ原型をとどめてなくて…

THE ELEPHANT KASHIMASHI BEST エレファントカシマシ・ベスト

録画しておいた紅白で初出場のエレカシを見て、いろいろ思い出すことがあった。 宮本浩次は近頃テレビでその極めて特異なキャラが改めていじられるようになりつつあるようだけれども、彼は正真正銘ホンモノの変人、奇人であって、若い頃はもっと深刻にアブナ…

Day Breaks / Norah Jones  デイ・ブレイクス/ノラ・ジョーンズ

デビューの頃に戻ったような、ぱっと聴いたところ原点回帰のような雰囲気だけれども、確実に深みが増してます。 ウェイン・ショーターはじめ一流ジャズメンを起用しながらも、そっちに振れすぎない、この絶妙なバランスのプロダクションが見事なんでしょう。…

Careless / Stephen Bishop ケアレス/スティーブン・ビショップ

更新をサボっている間に年が明けてしまいました。 おめでとうございます。 今年最初に聴いたアルバムはこれ。 理由はゼロでただ何となく。 自分の中では「夏にエアコンがよく効いた部屋で聴くアルバム」という決め事があったのだけれども、冷え込んだ日にス…

U/三浦大知

三浦大知の「U」がモロに大好物パターンで好き過ぎてふるえる。 //

ハンドルを放す前に/OGRE YOU ASSHOLE

どう聴いていいのかわからないくらい斬新で独特すぎるんだけれども、自分としてはフィッシュマンズの系譜の脱力系ヒーリング・ポップとして聴きました。 音数少なく引き出しの多いアレンジとヘタウマ系ボーカルが気持ちよすぎ。 言葉のセンスも見事。 秋の夜…

ミカヅキの航海/さユり

自作の「ミカヅキ」や野田洋次郎提供の「フラレガイガール」などは文句なしにいい曲なんだけども、手放しに楽しみきれないのは、やはりこの全編に漂うイマドキ風ほろ病み感と言うか、アニオタ的閉鎖空間感のせいでしょうか(笑)。 バンド・サウンドなんだけれ…

音楽の進化史/ハワード・グッドール

読了。 西洋音楽の歴史を、古代から20世紀まで俯瞰的に解説した良書。 学者は専門領域が細分化されすぎててこういう大胆な本はなかなか書けないし、逆に専門家以外でこうした広範な見識を持った人はそうそういない。 特に日本ではこういう本は成立しにくいん…

Gaucho / Steely Dan

ウォルター・ベッカーの訃報。 これは無念。 お弔いにどれか1枚と考えるけれども、スティーリー・ダンに駄作なし。 最初期の、アメリカン・ロック・テイストの時代も、自分は好きであります。 迷ったけど、やっぱり、唯一ハイレゾ音源で持ってるこのアルバ…

熱唱サマー/赤い公園

先月末は、赤い公園4人編成での最後のライヴ「熱唱祭り」に参戦。 MCでも千明脱退については一言も触れることなく、全く感傷モードなしで最後まで盛り上がったのがとてもよかった。 津野さんは相変わらずのキレッキレ。 ペダルを踏み込むときの所作とか、ま…

cover 70's/柴田淳

「異邦人」「みずいろの雨」「迷い道」「あなた」「木綿のハンカチーフ」「飛んでイスタンブール」「青春の影」「秋桜」「東京」「スカイレストラン」「22歳の別れ」「Mr.サマータイム」という全12曲、神をも恐れぬド直球の選曲で、しかも大半の曲はほとんど…

ゴールデン★アイドル/斉藤由貴

旬なので聴いてみた。 斉藤由貴がデビューしたときのかわいさは衝撃的で、瞬殺キュン死だったわけだけれども、割とすぐに忘れてしまって、だから知ってるのはデビュー曲(?)の「卒業」くらいだと思ってたら、disc 1 の曲はほとんどなんとなく知ってた。 ア…

CASSETTEFUL DAYS ~Japanese Pops Covers~/土岐麻子

ベストトラックは、ストリングス・アレンジがグッとくるスガシカオの「愛について」、かな。 「Hello, my friend」「くちびるヌード」もいい選曲。 //

熱狂雷舞/萩原健一

今日は何十年ぶりかにフジテレビでショーケンが歌ったらしいが見逃した。 何歌ったんだろ。 バンドのメンツは? このアルバムは、珍しくショーケンが割とシラフな感じで、そういう意味では面白みに欠けるかもしれないけれども、速水清司、柳ジョージとレイニ…

酔醒/古井戸

山Pをテレビで見かける度に、若い頃のチャボを思い出すのは……私だけですかね、やはり。 メンタリティが真逆方向に百万光年離れているけれども、ルックスだけならチャボはジャニーズとしてもイケたんじゃないか、という珍説。 このアルバムは「私の風来坊」…

公園デビュー/赤い公園

赤い公園からボーカル佐藤千明脱退という衝撃のニュース。 確かに赤い公園は結局津野さんのバンドだし、ライヴでもほとんどは津野さんに目が行ってしまうけれども、千明さんの歌の力もあまりに大きい。 津野さんが作る複雑で凝ったメロディラインをライヴで…

Kisses on the Bottom / Paul McCartney キス・オン・ザ・ボトム/ポール・マッカートニー

ポールのジャズ・スタンダード集。 これは企画だけで大成功。めちゃくちゃなごみます。 録音もとてもよくて、高級オーディオで聴いてみたくなる。 ラスト曲「Only Our Hearts」のスティービー・ワンダーのハープでまた落涙。 //

ラブとピースは君の中/Official髭男dism

赤い公園津野さんと aiko が推してて悪いわけがない。 ポップは正義だ。 順に全作聴いてみます。 //

「誰にも書けない」アイドル論/クリス松村

面白いとは聞いていたけれども、想像以上に面白かった。 論旨はあちこちとっちらかってるけれども、思い入れの深さ、強さがしっかり伝わるとてもいい本。 歌謡曲論は多いけれども、これだけ長い期間の全体を見渡して語れる人は、確かに他にいないのかもしれ…

Afterglow / Akira Kosemura & Haruka Nakamura

これで録音さえよければもう最高なのに。 フィールド録音が混じってるから仕方ないのか。 いやいや、そんなことはないはず。 このこもり気味の録音のせいで、気持ちよく耽溺できないのがものすごく歯がゆい。 //